この旧遠山家民俗資料館は映像、パネルなどで、わかりやすく説明されていますので、合掌造り家屋の概要を理解するには最適な施設です。
この民俗館は白川郷の合掌集落より約13Km程南側にあり、付近には御母衣ダム、Miboroダムサイドパークがあります。
山岳道路のドライブを楽しみたい方には、荘川インターから一般道の156号線で御母衣ダム、この遠山家民俗館を見学した後に白川郷、五箇山などに行かれるコースもお勧めです。
156号線の冬期は積雪、凍結など道路状況が著しく悪化する場合
があり注意が必要です。

民俗館 外観
||| 民俗館 外観 ||||
||| 民俗館 外観 ||||

おもや
||| おもや |||
||| おもや |||
玄関を入った所にある客間で、中央に囲炉裏がある部屋です。
天井から太い縄で吊下げられている、火天には真っ黒なススが、厚く着いていて、この旧遠山家の歴史を感じさせます。
火天(ひあま):
天棚、火棚とも言われ、囲炉裏の火の粉が上部に舞い上がるのを
防止し、熱や煙を拡散させる役目があるとのこと。

囲 炉 裏
||| 囲 炉 裏 |||
||| 囲 炉 裏 |||
白川村、村立博物館になってからも、毎日、囲炉裏で火を焚いて、家族が住まわれていたときと、同じような状態を再現しています。
虫が食わない、腐らない、防虫、防腐効果があり、屋根裏を乾燥させる利点に勝れています。合掌建築は木の文化の集大成で、建物の保存上、囲炉裏は欠かせません。

茶釜・水瓶
||| 茶釜・水瓶 |||
||| 茶釜・水瓶 |||
菊花の紋章がある享保年代の物と伝えられている茶釜で、水瓶には”卍”と遠山家の家紋があります。

おくのでい
||| おくのでい |||
||| おくのでい |||
仏間や客間など格式の高い部屋は、家族が日常的に使用する部屋とは格段に違う豪華な造りです。

立派な仏壇
||| 立派な仏壇 |||
||| 立派な仏壇 |||
仏間には立派な仏壇があります。 仏壇は多くの各家に立派なものがあるとのことです。
飛騨地方の真宗の拠点ともいえる照蓮寺が飛騨国白川郷、御母衣にあったことも関係しているのでしょうか?
照蓮寺は昭和36年に御母衣ダムによる水没のため、現在の高山市堀端町に移転されています。

囲 炉 裏
||| 囲 炉 裏 |||
||| 囲 炉 裏 |||
屋根の各層は、主に養蚕の飼育、物置などに使用されていました。
床は全面板張りではなく、竹で編んだ”すのこ”が敷かれて、囲炉裏の煙が 上層まで上がり、屋根材にススが付着することによって、防虫効果などを計っていました。

展 示 品
||| 展 示 品 |||
||| 展 示 品 |||
白川郷にて使用されていた、農具、紡織具、漁具、生活用品など衣食住、信仰に関する数々の資料が展示されています

展示品のガイド
||| 展示品のガイド |||
||| 展示品のガイド |||
大家族制度での家督相続者以外の、同居している兄弟、姉妹の婚姻形式、大家族と養蚕との関係など、合掌造り家屋の建築面だけでなく、日常生活面も映像、パネルなどで知ることが出来ます。

マ ヤ
||| マ ヤ |||
||| マ ヤ |||
玄関を入ったすぐ前にある家畜を飼育した部屋で、牛や馬も玄関より出入りしていました。
牛、馬あわせて4頭ほど飼育されていたとのことですが、現在はカモシカ?(剥製)が入居しています。
白川郷集落より離れていて、地理的には不便で、観光地の雰囲気もなく地味な民俗館ですが、合掌作り家屋や当時の大家族制度のなど、当時の白川郷の生活面を含めて知ることができ、個人的にはお薦めできる民俗館です。