相倉、菅沼の合掌集落は、飛騨を源とする荘川と深い山々に囲まれた、岐阜県と富山県にまたがる飛騨高地に形成される集落です。
約60度もの勾配となった屋根が、あたかも両手を合わせて合掌しているように見える、独特の建築様式の合掌造り家屋が、まるで雪に埋もれているような景観は、非常に印象に残る風景です。

豪雪のなかの合掌造り家屋
||| 雪に埋もれる合掌家屋 ||||
||| 雪に埋もれる合掌家屋 ||||

高台から見た合掌集落
||| 合 掌 集 落 |||
||| 合 掌 集 落 |||
かって秘境とよばれ陸の孤島であった五箇山は、加賀藩の上納品である養蚕、塩硝、製紙を生産していて、塩硝の煮詰め釜、塩硝、紙漉槽などの資料を二つの民族博物館で見学できます。
五箇山が加賀藩の流刑地であったことから、流刑用牢獄を相倉集落から、五箇山インターに向かう国道156号線沿いの「村上家」の前から、庄川を渡った場所(田向地区)で見ることができます。

人の背より高い除雪された雪
||| 合 掌 集 落 |||
||| 合 掌 集 落 |||
現代では機械により道路、家屋の周辺は完全に除雪されているが、遠い昔の五箇山の冬は相当厳しい生活だっただろうと思われます。
五箇山から南に、庄川の支流である境川付近にも、岐阜県の”加須良”と峠を越えた富山県の”桂”の二つ合掌作り集落があったが、昭和42年と昭和45年に、両集落は相次いで全戸離村、数百年におよぶ歴史が閉じられしまいました。

合掌家屋内部の売店、食堂
||| 売店、食堂 |||
||| 売店、食堂 |||
合掌造り家屋で営業されている売店、食堂で食事をしたのですが、昼食時は混雑していて、人混みが無くなった時に撮影した写真です。
注文した”天ぷらそば”は、山菜がふんだんに使用された、素朴でシンプルな味でした。

駐車場内の除雪作業
||| 駐車場内の除雪 |||
||| 駐車場内の除雪 |||
規模は小さいが落ち着いた風情をある合掌集落です。施設面では民宿、売店、食堂、そして駐車場、大型トイレなどがあります。
景観面でも、集落の電線は、地下に電力、電話線が敷設されていて、電柱は集落の周りの目立たないところに設置するなど、周りの景観との調和も配慮もされていています。
公共交通機関を利用される場合は、高岡駅前及び白川郷からのバスを利用することになりますが、本数が少ないため、事前にバス時刻表の確認が不可欠です。

除雪された国道256号線
||| 国道256号線 |||
||| 国道256号線 |||
訪問日は積雪量もけっこう多かったのですが、天候も良く、富山県の五箇山、さらに岐阜県の白川郷への国道は良く除雪されていて、凍結路面を除けば快適に走ることが出来ました。
高速道路の五箇山インターから荘川インターまでの区間を高速道路ではなく一般道(156号線)で山岳ドライブを楽しむのも一興です。
五箇山〜白川郷までの区間(飛越合掌ライン)では橋を渡るたびに富山県、岐阜県、富山県、岐阜県と頻繁に県境が変わり、荘川の美しい風景が楽しめます。

除雪された国道256号線
||| 国道256号線 |||
||| 国道256号線 |||
白川郷〜荘川間では御母衣ダム、旧遠山家民族館、MIBOROダムサイドパークなどが楽しめますが、大型車同士はすれ違いが出来ない、極端に狭いトンネルが数カ所あり注意が必要です。
高速道路が全線開通してからは、観光バスなどの大型車は少なってはいますが・・・。